金属アレルギーの方が食用金箔を食べるとどうなるのか
食用金箔は縁起物としてさまざまな料理に使用されており、その美しさで食卓を彩ります。
特に味や匂いは無く、料理の素材が持つ味をそのままに1ランク上の豪華な高級感を演出しています。
そんな食用金箔には安全性が確認された金を薄く引き延ばしたものですが、金属アレルギーの方が口にする際に気になってしまうケースも少なくありません。
かつては金歯が歯科治療の現場で利用され虫歯で失われた歯を補うための義歯としても利用されて来た金は他の金属と比較して安全性が高いのが特長です。
多くの食用金箔で使用されている金の純度は極めて高く、一般的には食べてしまってもアレルギーが発症する可能性は低いですが、決して日常的に口にするものでは無い事から100％に至るほど医学的に安全が実証されている訳ではないため、日頃から金属に触れる事でアナフィラキシーショックを発症したり、あるいはその兆候が見られた経験のある方は万が一の事態を避けるためにも食用金箔を口にしないのが無難です。
料理を食用金箔で飾り付けても安全な理由とは
普段の食事で添加物などに気をつけている人であれば、食用金箔を食べても安全なのか不安に感じているのではないでしょうか。
いくら昔から使われているとはいっても、食品ではない金属を口の中に入れるのは抵抗があるのも無理はありません。
特に金属の中には鉛や水銀など体に悪影響を及ぼすものも少なくないので、心配になるのも当然です。
しかし食用金箔に関しては中毒が起こる可能性はほとんどないため、安心して料理に使うことができます。
金は胃酸で溶けることもなく消化もされないばかりか、食べたとしても吸収されずそのまま体外に排出されます。
そのため食用金箔があしらわれた料理を口にしても健康的な問題は生じません。
ただし銅が含まれている場合があり、少量といってもアレルギーが気になる方や安全性にこだわりたい方はできるだけ純度が高いものを選ぶのがポイントです。
このように無害なものとして認められているので、デコレーションやトッピングで料理を華やかにしてくれる食用金箔を心置きなく楽しみましょう。